約 3,860,715 件
https://w.atwiki.jp/tarowa/pages/77.html
[名前]城戸真司 [出典]仮面ライダー龍騎 [異名/愛称/コードネーム]仮面ライダー龍騎・城戸(秋山、手塚、北岡)・城戸君(令子、めぐみ)・真司君(優衣、島田)・真司(大久保)・しんちゃん(沙奈子) [性別]男性 [年齢]23 [立場]仮面ライダー龍騎、インターネットニュース配信社「OREジャーナル」見習い記者、紅茶専門喫茶店「花鶏」の住み込みウエイター [一人称]俺 [二人称]お前・名前もしくは苗字呼び捨て(他人)・○○さん(同僚、恵理、北岡)・優衣ちゃん(優衣)・おばさん(沙奈子)・編集長(大久保) ジャーナリスト見習いの青年。 謎の連続失踪事件の取材中に偶然カードデッキを手に入れ、 ミラーモンスターの脅威から人々を守りたいと単純に考えライダーになった。 明るく、それなりに礼儀をわきまえつつも屈託のない性格。 ジャーナリストらしく好奇心旺盛で人当たりも良い裏表のないごく普通の民間人で、戦闘経験はもともと皆無。 人を襲うモンスターならともかく、人間であるライダーを倒すことには最後まで躊躇し続ける。 単純で基本的にあまり深くものを考えないタイプ。腹芸も出来ないため作中騙されたり利用されること数回。 それでもクチでは文句を言いつつ自分を騙した相手を恨むそぶりは見せない気持ちのいい男。 秋山曰く「馬鹿だが俺やお前(北岡)よりマシな人間」。 ライダー同士の戦いを止めようと奔走するが秋山を通じて他人の「総てを犠牲にしても叶えたい願い」を知り、また戦わなければ優衣が消えてしまうという背反する事実に柄にもなく苦悩する。 とかく自棄になりがちな秋山とは時に衝突し、時に助けあいながら確かな友情が芽生えていた様子。 3話でアパートを追い出され、会社事務所で寝泊りした後は花鶏の2階に間借りすることに。 直後に秋山が転がり込んできてルームシェア状態。一時期は手塚も加わり一部屋に男3人で寝起きしていた。 いびきがうるさく、キレた秋山に枕を投げつけられた挙句に借金として換算されている。 料理などの家事は比較的好きらしく、エプロンに三角巾姿で朝食や手作り餃子を振舞っていた。 特に餃子は由良吾郎がレシピを習いに来るほど美味。 プロレスファンなのか変身した直後は必ず「ッしゃあ!!」と掛け声を発し、「闘魂」Tシャツを部屋着としていた。 愛車はオレンジ色のホンダZOOMERと微妙に可愛らしい。秋山と同じく犬が苦手で柴犬相手に道を譲って避けていた。 [身体的特徴] 中肉中背(中の人は身長174㎝)、秋山とは凸凹コンビ。茶色の長髪(555前半の乾とよく似たヘアスタイル)。 明るい色調のボーダー柄、水玉柄のTシャツやハーフパンツなどカジュアルを少々逸脱気味なラフな服装が多い。 寒い時期はスカイブルーのダウンジャケット着用。 [性格]明るく元気なお調子者。お人よしでおせっかい。単純でバカ。 [仮面ライダー龍騎の通常時の能力] 身長/190cm 体重/90kg ジャンプ力/ひと飛び35m パンチ力/200AP キック力/400AP 走力/100mを5秒 最高視力/15m 最高聴力/15m [龍騎の召喚機ドラグバイザー] 左腕に装備されているガントレットタイプの召喚機。「龍召機甲」という異名を持つ。 このドラグバイザーの上部カバーを開き、その中にアドベントカードを装填することにより、そのカードの能力を使用することができる。 [通常時の契約モンスタードラグレッダー] 全長/6m15cm 全幅/37cm 全高/55cm 体重/210kg 攻撃力/5000AP 最高飛行時速/500km 「無双龍」の異名を持つ、赤い龍型ミラーモンスター。 空を飛び、口から5000度の高熱火炎「ドラグブレス」を吐き出し、敵を攻撃することができる。 犬の10倍の嗅覚を持ち、触覚のレーダー・ドラグフィーラーにより30km四方の物体を感知可能。 また、鋭い牙・ドラグジャウは鋼鉄をも噛み砕くことが可能。 [通常時のアドベントカード] アドベント(ドラグレッダー)[5000AP] ドラグレッダーとの契約カード。ドラグレッダーにドラグブレスを放たせる際などに使用される。 ソードベント(ドラグセイバー)[2000AP] ドラグレッダーの尻尾を模した刀。厚さ40cmの鋼鉄をも簡単に切り裂いてしまう。 ストライクベント(ドラグクロー)[2000AP] ドラグレッダーの頭を模した手甲で、右腕に装着して使用する。 このドラグクローを装着しての龍騎のパンチアクションに合わせて、ドラグレッダーが口から高熱弾を放つ「昇竜突破」は3000APの威力がある。 ガードベント(ドラグシールド)[2000GP] ドラグレッダーの胸を模した盾。2つまで同時に召喚可能であり、手に持って使うほか、両肩に装着することも可能。 ファイナルベント(ドラゴンライダーキック)[6000AP] ドラグレッダーとともに大空に舞いあがり、龍騎が空中ひねりの動作の後、ドラグレッダーの放つドラグブレスのエネルギーを全身に浴びて、右足で飛び蹴りを決める龍騎最強技。 サバイブ 第34話で入手した、龍騎が龍騎サバイブに二段変身する際に使用するカード。「烈火」を象徴している。 [仮面ライダー龍騎サバイブの能力] 身長/193cm 体重/95kg ジャンプ力/ひと飛び45m パンチ力/300AP キック力/500AP 走力/100mを4.5秒 最高視力/約20km 最高聴力/約20km 烈火の「サバイブ」のカードの力により、龍騎が二段変身を遂げた姿。エネルギーの消費が激しいため、長時間サバイブの姿を維持することはできない。 通常の龍騎が「サバイブ」のカードをカードデッキから取り出すと周囲に炎が巻き起こり、ドラグバイザーが「ドラグバイザーツバイ」に変形する。 そしてドラグバイザーツバイの龍の口の中に「サバイブ」のカードを装填することにより、龍騎は龍騎サバイブに二段変身する。 [龍騎サバイブの召喚機ドラグバイザーツバイ] ドラグバイザーが変形して拳銃タイプになった召喚機。普段は左腰に下げている。 カード装填口が2箇所あり、龍の口の装填口にサバイブのカードを装填する。側面部の装填口にアドベントカードを装填することで、そのカードの能力を使用できる。 ドラグブレードに変形するほか、レーザービームを放つ武器としても使用可能。 [サバイブ時の契約モンスタードラグランザー] 攻撃力/7000AP (通常時)全長/10m55cm 全幅/1m10cm 全高/99cm 体重/380kg 最高飛行時速/900km (バイクモード)全長/6m 全幅/1m10cm 全高/1m22cm 最高時速/760km 龍騎が龍騎サバイブに二段変身することにより、ドラグレッダーが変形した姿。「烈火龍」の異名を持つ。 口から7000度に強化された超高熱火炎弾を放つほか、ファイナルベント技・ドラゴンファイヤーストームの際にはバイク型のマシンモードへと変形する。 龍騎サバイブを上に乗せて飛ぶことも可能である。 [サバイブ時のアドベントカード] ドラグランザー[7000AP] ドラグランザーとの契約カード。 ソードベント(ドラグブレード)[3000AP] ドラグバイザーツバイから刃が伸び、剣形態となったもの。厚さ60cmの鉄板をも切り裂く威力がある。 設定上「ソードベント」のカードは存在するが、劇中ではカードを使わず変形を行っている。 シュートベント(メテオバレット)[4000AP] 龍騎のドラグバイザーツバイからのビームと、ドラグランザーの火炎弾を同時に発射する。 ガードベント(ファイヤーウォール)[4000AP] ドラグランザーがその巨体により相手の攻撃を弾き返す。 ストレンジベント 使うごとに機能が変わる特殊カード。 トリックベント(シャドーイリュージョン)[2000AP] ストレンジベントのカードが変化したもの。ナイトサバイブのトリックベントと同様の効果がある。 スチールベント ストレンジベントのカードが変化したもの。その場にいる他のライダーの武器を奪って自分のものにする機能がある。 ファイナルベント(ドラゴンファイヤーストーム)[9000AP] 龍騎サバイブを乗せたドラグランザー(マシンモード)がウイリー走行。 その口から火炎弾を連続発射しながら突っ込んで行き、最後は車体そのもので相手を踏み潰す。 以下、多ジャンルバトルロワイアルにおけるネタバレを含む +開示する 城戸真司のの本ロワにおける動向 登場話 037 054 078a 078b 083 102 119 120a 120b 121 131a 131b 131c 134 141 148a 148b 150a 150c 156a 156b 156c 156d 157 158 160a 160b 160c 160d 160e 登場話数 17 スタンス マーダー(ライダー限定)→対主催 初期支給品 龍騎のデッキ@仮面ライダー龍騎、発信機@DEATH NOTE キャラとの関係 キャラ名 状態 呼び方 二人称 関係・認識 関係話 北岡秀一 中立 北岡さんor北岡(激昂時) あんた、お前 悪徳弁護士。ライダー(ゾルダ) 160d 160e 浅倉威 敵対 浅倉 お前 最低のライダー(王蛇) 131c 東條悟 東條 訳のわからないライダー(タイガ) 未遭遇 劉鳳 敵対→友好 劉鳳さん 殺害してしまう 054 翠星石 警戒→仲間 翠星石 同行者、殺害される 054 078a 078b 083 102 119 120a 120b 121 131a 131b 131c 134 141 148a 148b 150a 150c 156a 156b 156c 156d 157 158 160a 160b 160c 160d 160e 篠崎咲世子 敵対 B-2森にて戦闘 054 泉新一 敵対→仲間 新一 83話から120話まで同行 078a 078b 083 102 119 120a 120b シャナ 敵対 お前、あんた 78話にてB-2森で、140話から148話までF-8で戦闘 078b 083 141 148a 148b 岩崎みなみ 仲間 情報交換をする、120話から134話まで同行 119 120a 120b 121 131a 131b 131c 134 杉下右京 杉下さん 情報交換をする、120話から131話まで同行 119 120a 120b 121 131b 131c シャドームーン 敵対 あんた、アンタ 120話にてF-1で、158話にてF-8で戦闘 120a 120b 158 160a 160b 160c 160d 160e L 友好 情報交換をする、156話から157話まで同行 131c 134 156a 156b 156c 156d 157 上田次郎 情報交換をする、156話から同行 131c 134 156a 156b 156c 156d 157 158 160a 160b 160c 160d 160e 桐山和雄 敵対 アンタ G-9にて戦闘 131b 131c 由詑かなみ 情報交換をする 131b 131c カズマ G-9にて出会う 131c 134 南光太郎 G-9にて出会う 131c 134 ストレイト・クーガー 友好 クーガー あんた 事情を話す、141話にてF-8で共闘、157話まで同行 141 148a 148b 150a 150c 156a 156b 156c 156d 157 志々雄真実 中立 アンタ、お前 F-8にて共闘、情報交換をする 148a 148b 150a 150c 三村信史 君 情報交換をする 148a 148b 150a 150c ヴァン 友好 ヴァンさん 情報交換をする、同行者 150a 150c 156a 156b 156c 156d 157 158 160a 160b 160c 160d 160e C.C. 情報交換をする、同行者 150a 150c 156a 156b 156c 156d 157 158 160a 160b 160c 160d 160e 水銀燈 情報交換をする、157話まで同行 156a 156b 156c 156d 157 後藤 敵対 G-8総合病院にて襲撃される 157 狭間偉出夫 中立 F-8にて接触 160c 160d 160e ジェレミア・ゴットバルト 160d 160e 柊つかさ 160d 160e 踏破地域 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 A B C D E F G H I J A-2海辺→B-2森→D-1最南端→E-1道路→F-1→G-1→H-2道→H-9警察署→G-9→H-9警察署霊安室→G-9警察署付近の民家→F-8市街地→G-8総合病院→G-8総合病院付近→F-8小病院→F-8市街地
https://w.atwiki.jp/kakite3/pages/40.html
【ロワ】マルチジャンルバトルロワイアル 【トリ】◆YhwgnUsKHs氏:ロニーさん 【主な作品】0017話「自然に満ちた人形劇」、0038話「Doubt Trust」、0044話「死-Death-」、0047話「奈落の花」、0050話「輪廻-ロンド-」 【書き手紹介】 ロワが病めるときも健やかなる時もロワを支え続けた文句なしのトップ書き手。 考察や繋ぎも投下しているが、展開を動かして後の人にトスを上げる作品が多い。 登場キャラの再現度の高さに定評があり、イキイキとした人物描写は「そうそうこういうキャラだ」と膝を打つような描写の妙がある。 0044話「死-Death-」では当初のヘタレ予想を裏切ってフィーロが主人公していると妙に新鮮な驚きに包まれたのは記憶に新しい。異色の人形トリオを作り出した書き手さんもこの人である。 【ロワ】マルチジャンルバトルロワイアル 【トリ】◆o9OK.7WteQ氏:変態紳士 【主な作品】0032話「『希望』 ウィッシュ」、0039話「同盟」、0045話「『友達』」、0046話「『理由』」 【書き手紹介】 ロワは初めてなのに荒れているときも作品を投下しつづけ、さまざまな形で支援し続けた大黒柱の一人。 台詞系の王者VIPの出身のらしく、キャラ同士の掛け合いはすばらしいの一言。本人曰く地の文の描写は苦手らしいが、46話「『理由』」ではクロスオーバーの醍醐味である異世界の能力者同士の戦闘を見事に魅せてくれた。ガチ話もうまいが、同時に変態を書かせたら右に出るものはいない、まさに変態オブ変態!(褒め言葉) 0039話「同盟」では佐山の変態っぷりを見事に書ききり、スレ住民から「変態だー!」と総ツッコミを受けた。実はカサッが合言葉なスレでは知らない人はいないヨーグルトの人である。 【ロワ】マルチジャンルバトルロワイアル 【トリ】◆Wott.eaRjU氏 最速兄貴 【主な作品】009話「それは不思議な出会い」、0025話「思い出の中で」、0049話「Show me the way to you」、0051話「残されたものは一つ」 【書き手紹介】 静かな印象を受ける作品が多いが、丁寧かつ細やかな描写で読者をまったく飽きさせず、むしろそのキャラを知らない人に把握させたくなる確かな実力を持つ。 また、キャラの死を鮮明かつドラマチックに描き出すことに定評があり、特に0051話「残されたものは一つ」ではどこまでも一般人らしいジュンの悲哀の死、それに続くウルフウッドの心境は、スレ住民に悲鳴と、熱さを呼び起こさせた。 多くの危険フラグやマーダーをも生み出しており、ロワにおいて必須である緊張感を生み出している人でもある。 ◆SqzC8ZECfY氏 =鬱の繋ぎ士(豊富な繋ぎとどちらかというと鬱展多目から) ◆EHGCl/.tFA =歴戦の戦闘狂(欝や燃え、など沢山の戦闘を書いたことから) ◆TEF4Xfcvis =魔術師殺し(あだ名の由来の衛宮切継を多く書いたことから) ◆UcWYlNNFZY=想いのとと(濃い心理描写とタイトルに「~と~と」というくくりから)
https://w.atwiki.jp/fullgenre/pages/54.html
[名前]上田次郎 [出展]TRICK [演優]阿部寛 [性別]男性 [年齢]1965年11月4日生まれ [一人称]私 [二人称]お前、あなた、君 [三人称]あいつ、彼、彼女 日本科学技術大学(略して日本科技大)の教授。自他共に認める巨根。 専門は物理学。ただ詳しい専攻は不明で、むしろ著書や研究室を見る限りではかなり怪しい研究をしている可能性もある。 拝島(東京都昭島市)出身。星座は蠍座。 事件の依頼が来るとすぐに山田奈緒子に頼り、一緒に調査を行おうとする。 奈緒子のことを「山田」「YOU」などと呼んでいる。また、見栄を張る時に『〇番助手』と言い表すこともある(現在は108番、終いには「奉公人」や「付き人(世話人)」呼ばわりしていたことも)。 超常現象等を全否定しているのにも拘らず自分の先祖が想像上の生き物・天狗であることを公言しており、間宮林蔵のきわめて遠い血筋を自称している。 愛車は自身が尊敬していた教授の遺品である「次郎号」で、車種はトヨタ・パブリカ。 また巨根だが未だ童貞であり、そのことがコンプレックスになっている。 著作は 「どんと来い! 超常現象」 「どんと来い、超常現象2~黒門島ひょーりゅーき~」 「どんと来い、超常現象3~そして私は伝説になった~」 「どんと来い、超常現象4~私のLEGENDに終わりはない~」 「なぜベストを尽くさないのか」。 上田への超常現象解明の依頼のために本を携えて依頼人がやってくるケースが多いが、当の依頼人が実は犯人だというケースが多いため依頼料が手に入ったことはない。 [能力] 通信教育で学んだ空手を得意とし(自称免許皆伝レベル)、十数人に囲まれても全員倒せるほどの強さを持つ(銃にはビビるので敵わない)。劇場版2での彼の戦闘能力はもはや空手の域を遥かに超えている。 得意の中学・高校の理科の知識を使ってトリックを見破ることもあるが大概はそれに引っかかり、その上超常現象は存在するとすぐに信じてしまう。 しかし論理パズルや確率などにはめっぽう強い。 奈緒子の使う手品のトリックにも気付かないので「デクの棒」などと見下されており、背が高いため柱などによく頭をぶつける。 座右の銘は「なぜベストを尽くさないのか」であり、自分に言い聞かせると超人的な力を発揮する(縄を引きちぎる、断崖絶壁を這い登る、忘れていた知識を思い出すなど)。 奈緒子からは「デカいだけで何の役にも立たない」とよく言われるが、なぜか誠に奇妙な免許やスキルを会得しており、ひょんなことで役に立ったり(立たなかったり)する。 代表的なものだとフランス語、四桁の四則演算の暗算、ヒューズ取替え検定一級などである。 [性格] 傲慢な性格で自身を「世界一の天才」と自称しているが、その割には極端に臆病で高所恐怖症、気が小さく、不可解な現象を見るとすぐに気絶する(気絶については、本人は疲労と見た超常現象のくだらなさによる単なる居眠りとしている)。 超常現象を信じない割には、ウルトラマンのようなポーズを取ることによってワープできる(したつもり)。 奈緒子と同じく友人関係は乏しい。 奈緒子(オカズの足しにもならないとまで言っている)以外の若くて綺麗な女性に弱く、犯人が若くて綺麗な女性だと簡単に利用されてしまう。 但し世渡り上手な一面があり、教授という肩書きも手伝ってか、山田の母の里見や世間(特に俗っぽい人間)からは敬意を受けることがよくある。 多くが山田の功績である一連の事件解決の経緯を完全に自らの功績として発表してしまうあたりにそれが現れているといって良いだろう。 以下、多ジャンルバトルロワイアルにおけるネタバレを含む +開示する 上田次郎の本ロワにおける動向 初登場話 003 上田教授のドンと来い!変身! 登場話数 5 スタンス 対主催 死亡話 キャラとの関係 キャラ名 状態 呼び方 二人称 関係・認識 初遭遇話 由詑かなみ 仲間 かなみちゃん、かなみくん 君 同行者 003 上田教授のドンと来い!変身! 山田奈緒子 仲間 山田 お前、YOU 貧乳 未遭遇 東條悟 友好→敵対 東條君 君 なぜベストを尽くさないのか! 050 男なら、ベストを尽くして強くなれ 北条沙都子 友好 沙都子ちゃん 君 萌え 050 男なら、ベストを尽くして強くなれ ミハエル・ギャレット 友好→敵対 ミハエルくん 君 F-5公園にて協力 065 目を開けながら見たい夢がある シャドームーン 敵対 F-5公園にて戦闘 065 目を開けながら見たい夢がある 亀山薫 仲間 亀山君 君 助けられる 070 Blood bath 稲田瑞穂 仲間 稲田君 君 同行者 070 Blood bath 前原圭一 敵対 襲撃される 093 上田次郎は二人の狂人を前に気絶する 踏破地域 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 A ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ B ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ C ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ D ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ E ■ ■ ■ ■ □ ■ ■ ■ ■ ■ F ■ ■ ■ ■ □ ■ ■ ■ ■ ■ G ■ ■ ■ ■ □ □ ■ ■ ■ ■ H ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ I ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ J ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ G-6水族館→G-5森→F-5公園→E-5山道
https://w.atwiki.jp/fullgenre/pages/83.html
[名前]前原 圭一 [出展]ひぐらしのなく頃に [声優]保志総一郎(参加者内ではカズマ、ミハエル・ギャレットが同じ声優) [性別]男 [年齢]学生 [一人称]俺 [二人称]呼び捨て、お前、あんた、○○くん、○○ちゃん、○○さん [三人称]あいつ 鬼隠し編・綿流し編・祟殺し編及びPS2版「祭」、DS版「絆」の主人公。身長は164cm。血液型はO型。 茶色の髪と紫の目を持ち、髪型はロングショートのボブタイプ。目はやや長くのびた三白眼である。 昭和58年5月に東京から雛見沢へ引っ越してきた少年。転校してきて間もないが、村の人に名前を覚えられるほど溶けこんでいる。 4月1日生まれ(生年は不明)。「祭」では昭和41年(1966年)生まれだが原作・アニメ版では1969年生まれとされている。泳ぎが得意。 受験を控えた魅音に代わりクラス委員長と部活の部長になった。 委員長就任パーティー終了後に梨花から鷹野三四の陰謀を聞かされたことで、それを打ち砕くために仲間と共に奔走することとなる。 部活のゲームスタイルは、相手に翻弄されることも多いが窮地に陥ることで本領を発揮する。 モチベーションやその日のコンディションによってかなり浮き沈みが激しいが、持ち前の頭脳と口先の魔術を活かしたアジテーションや心理戦による一発逆転を得意としている。 ただ詰めが甘いので、主に魅音や沙都子の手痛い反撃にあうことも多い。 [能力] 成績優秀で頭の回転は速い。身体能力は普通。 口先が大変達者で、特に同性に対しての効果は絶大(しかし、ここぞと言うときには吃驚するくらいの動揺・口下手・説明不足で相手によく誤解を与える)。 まわりを扇動させる天性の才能を指して、古手梨花から「口先の魔術師」との二つ名が付けられるほどである。 追い詰められた時にこそ力を発揮するタイプ。 料理は苦手で、野菜炒めを作ろうとして家を焼きかけた事がある。だがデイキャンプの経験で飯ごう炊爨はできる。 「口先の魔術師」と呼ばれるのはあまり好きではないようで、澪尽し編では「何だ口先の魔術師とは?せめて『K・ザ・マジシャン』とでも呼べっての!」と言ったが即却下された。 [性格] 直情的で熱血漢、好奇心旺盛で行動派な少年でありお調子者。 反面、無神経でデリカシーがなく、女心には相当鈍感なところがある。 出題編では、追い詰められると精神が非常に薄弱となり(もちろん症候群の影響もあるが)感情が非常に不安定になる。 当初は好奇心だけから怪死事件に関わって、自分の一身の為に仲間達を疑い殺害する醜態も見せた(鬼隠し編)。 だがやがて仲間を思う気持ちから行動するようになり、最後は仲間達の死(綿・目編)や雛見沢を呪う結末(祟殺し編)になったにせよ、次第に主人公らしい姿を見せるようになる。 罪滅し編では惨劇そのものを未然に防ぎ、皆殺し編以降は村全体の悪弊を打ち破る「新しい風」と呼ばれるほどにまで成長した。 それと同時に、自ら燃え上がることで仲間たちの心に火を付ける着火点となり、持ち前の行動力や瞬発力を生かして先陣として道を切り開く「赤い炎」としての役割にも目覚める。 疑心暗鬼に負けずに仲間を信じる強い気持ち、絶望的運命にも諦めず打破してみせる行動力、周囲の人間を次々味方に引き込んでいくカリスマといったものを繰り返される悲劇の中で身に着けていった成長型の英雄といっても良いであろう。 [備考] 彼の口癖の一つに「クールになれ、前原圭一!」がある。 これは彼が追い詰められた時に冷静(クール)になろうとして言うセリフ。しかし実際は余計に錯乱し事態を悪化させてしまう事から、彼の渾名の「K」と英語の「COOL」を組み合わせた「KOOL」という造語が生まれた。 これは当初圭一のあだ名だったが、解答編にて「クールになれ! ○○!」という発言をするキャラクターが度々現れ、彼らの言う「クールな行動(自称)」を指すようになった。 以下、多ジャンルバトルロワイアルにおけるネタバレを含む +開示する 前原圭一の本ロワにおける動向 初登場話 026 一晩の悲劇 登場話数 4 スタンス マーダー 死亡話 093 上田次郎は二人の狂人を前に気絶する キャラとの関係 キャラ名 状態 呼び方 二人称 関係・認識 初遭遇話 竜宮レナ 警戒 レナ お前 一度殺害する 未遭遇 園崎魅音 警戒 魅音 お前 一度殺害する 未遭遇 北条沙都子 警戒 沙都子 お前 悟史の妹。自分を殺そうとしている連中の仲間 未遭遇 北条悟史 仲間 悟史 お前 同じ境遇の人物 未遭遇 北岡秀一 敵対 北岡 襲撃する 076 寝・逃・げでリセット! 石川五ェ門 敵対 襲撃する 076 寝・逃・げでリセット! 柊つかさ 敵対 襲撃する 076 寝・逃・げでリセット! 上田次郎 敵対 北岡 北岡秀一と勘違いする 093 上田次郎は二人の狂人を前に気絶する 由詑かなみ 敵対 柊つかさと勘違いする 093 上田次郎は二人の狂人を前に気絶する 稲田瑞穂 敵対 レナ 竜宮レナと勘違いし、殺害される 093 上田次郎は二人の狂人を前に気絶する 踏破地域 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 A ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ B ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ C ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ D ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ E ■ ■ ■ ■ ■ □ □ ■ ■ ■ F ■ ■ ■ ■ ■ ■ □ ■ ■ ■ G ■ ■ ■ ■ ■ ■ □ □ ■ ■ H ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ I ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ J ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ G-8総合病院内→F-7図書館→F-7図書館周辺→G-6水族館→F-6→E-7最南端→E-6山道
https://w.atwiki.jp/tarowa/pages/78.html
[名前]北岡秀一 [出典]仮面ライダー龍騎 [異名/愛称/コードネーム]仮面ライダーゾルダ・北岡(城戸の激昂時、秋山、浅倉)・北岡さん(普段の城戸、令子、島田)・秀一(めぐみ)・先生(吾郎) [性別]男性 [年齢]30 [立場]仮面ライダーゾルダ、腕利きの弁護士 [一人称]俺、私 [二人称]お前、君、○○さん、名前もしくは苗字呼び捨て、吾郎ちゃん(吾郎) どんな難しい裁判も勝訴を勝ち取る敏腕弁護士。現代医学では治せない病に体を蝕まれており 余命幾許もなく、「永遠の命」を手に入れるためライダーとなった。 大金を払ってくれる依頼人のために辣腕を振るう利己的な現実主義者。 弱者救済や社会的正義の実現には興味がないが自分の境遇と重ねる所があるのか病人には優しい。 見ず知らずの少女の母親の手術費を肩代わりしたり、死期が近いと勘違いしためぐみの願いを叶えてやろうと根気強く付き合ったりと全くの冷血漢ではない。 話が進むにつれ初めは鬱陶しがっていた城戸を気遣うなど、割に合わない思いやりを見せるようになる。 職業柄物騒な連中に追われることや嫌な相手に雇われることがあり、心の中で舌を出しつつ土下座、哀願、愛想笑い、おべっか使いと何でもアリ。荒事は苦手で生身の時はひたすら逃げる。 ライダー時も乱戦には混じらず圧倒的な火器による遠距離攻撃を選択する。 元々の眉目秀麗さも手伝って社会的には好印象。自分の容姿が相手に与える印象まで計算づくで少々ナルシスト気味。言葉遣いは軽めで若干オネエ(?)っぽい。 当然のように金持ちで、自宅兼事務所の洒落た一戸建てとジャガーやBMWなど高級外車を3台ほど所有。 好きな食べ物は高価なもの。好きな言葉は「濡れ手で粟」。 余暇はホテルのプールやレストラン、マッサージサロンで優雅に過ごす。 その性格のせいで幼少時より友達がおらず、ニックネームはなかったらしい。 唯一の理解者は秘書の由良吾郎。互いの絆は深く、秘書どころかボディガードや食事、身の回りの世話まで面倒みてもらっており公私を共にするパートナー状態。 桃井令子に気があり、何度もデートに誘うがひたすら袖にされ続ける。 弁護を担当した浅倉から無罪に出来なかったことを逆恨みされていて(北岡的にはここまで減刑してやったんだありがたく思え的判決)、ライダーとして、脱獄囚と弁護士として対峙すること数度。 不法家宅侵入や奇襲、吾郎を誘拐されたことも。不法侵入の度にいろいろ盗み食いされている。 [身体的特徴] 長身痩躯(中の人は身長188㎝)、病身なので生身はあまり丈夫ではない。 秘書の由良吾郎もでかいため(185㎝)北岡弁護士事務所は巨人の王国。 スーツ姿が多い。家では上着を脱ぎカッターシャツにスラックス姿の時も。 [性格] 冷静で計算高い利己主義者だが、結局悪人になりきれないお人よしな面がある。 [技術/特殊能力] 凄腕弁護士で口車の達人。目的の為なら卑屈で無様な演技も辞さない。 [仮面ライダーゾルダの能力] 身長/192cm 体重/110kg ジャンプ力/ひと飛び15m パンチ力/300AP キック力/300AP 走力/100mを7秒 最高視力/約20km 最高聴力/約10km [ゾルダの召喚機マグナバイザー] 右腰に下げている銃タイプの召喚機で「機召銃」という異名を持つ。 武器や必殺技を使う際には、マガジンスロット部にアドベントカードを装填する。 毎分120発のエネルギー弾を放つ武器としても使える。 [契約モンスターマグナギガ] 身長/2m85cm 体重/510kg 攻撃力/6000AP 「鋼の巨人」の異名を持つ、ミノタウルスとロボットを融合させたようなミラーモンスター(第10話より登場)。 全身が火器の塊であり、額にビーム砲、胸に無数のミサイル砲、右腕にバズーカ砲・ギガバレル、左腕にマニピュレーター型武器・ギガハンド(握力は50t)とバルカン砲、両足にレーザーカノン砲を装備している。 反面動きはかなり鈍重なので、格闘戦には向かない。 ゾルダの必殺技・エンドオブワールドの際は、マグナギガの背中にマグナバイザーをセットする。 その際は自らの体でゾルダを爆風から守る。 [アドベントカード] アドベント(マグナギガ)[6000AP] マグナギガとの契約カード。マグナギガを呼び出す際などに使用。 シュートベント(ギガランチャー)[2000AP] マグナギガの胴体及び両腕を模した巨大バズーカ砲。 超強力な弾丸を撃ち出し10km四方の敵を吹き飛ばす威力があるが、発射時の反動は大きい。 シュートベント(ギガキャノン)[3000AP] マグナギガの下半身を模した二連ビームキャノン砲。両肩に背負って使用する。 ストライクベント(ギガホーン)[2000AP] マグナギガの頭を模した、2本の角がついたアタッチメント。右手に装着して使用する。 設定のみの存在で劇中では使われることはなかった。 ガードベント(ギガアーマー)[3000AP] マグナギガの胸を模した巨大な盾。 ギガランチャーの発射時の反動を軽減する台座としても使われる(第13話)。 ガードベント(ギガテクター)[1000AP] マグナギガの膝を模した肩アーマー。 設定のみの存在で劇中では使われることはなかった。 ファイナルベント(エンドオブワールド)[7000AP] 「ファイナルベント」のカードを装填したマグナバイザーをマグナギガの背中にセットし、マグナギガの全砲門を開いて集中砲火を浴びせるフィニッシュ技。 凄まじい威力を誇るが、ターゲットの周囲も爆風で巻き込んでしまうため、十分な距離を取らないと自分までもが爆風に巻き込まれてしまう。 以下、多ジャンルバトルロワイアルにおけるネタバレを含む +開示する 北岡秀一の本ロワにおける動向 初登場話 041 049 076 099 100a 100b 105a 105b 107 126 138a 138b 139 147a 147b 150b 150c 155 159a 159b 159c 160d 160e 160f 163a 163b 163c 164a 164b 167a 167b 167c 170b 170c 173a 173b 173c 173d 173e 173f 174 175 176a 176b 176c 176d 176e 178 登場話数 24 スタンス 対主催 初期支給品 ゾルダのカードデッキ@仮面ライダー龍騎、デルフリンガー@ゼロの使い魔 キャラとの関係 キャラ名 状態 呼び方 二人称 関係・認識 関係話 城戸真司 中立 城戸 お前 ライダー(龍騎) 160d 160e 浅倉威 敵対 浅倉 因縁の相手。49話にてD-7で、100話にてG-8で襲撃される、147話にてF-9で戦闘 049 100b 105a 105b 147a 147b 東條悟 東條 ライダー(タイガ) 未遭遇 レイ・ラングレン デイパックを拾われる、100話にてG-8で戦闘 041 100a 100b 105a 105b 石川五ェ門 仲間 五ェ門 お前 契約する、138話まで同行 041 049 076 099 100a 100b 105a 105b 107 126 138a 138b 北条悟史 中立 拡声器による呼びかけを聴く 049 柊つかさ 仲間 つかさちゃん 君 保護する、107話まで同行→139話にて合流 049 076 099 100a 100b 105a 105b 107 139 147a 147b 150b 150c 155 159a 159b 159c 160d 160e 160f 163a 163b 163c 164a 164b 167a 167b 167c 170b 170c 173a 173b 173c 173d 173e 173f 174 175 176a 176b 176c 176d 176e 前原圭一 敵対 F-7図書館周辺にて襲撃される 076 次元大介 仲間 次元 105話まで同行 100a 100b 105a 105b ストレイト・クーガー 友好 情報交換をする、163話で再合流し164話まで同行、173話で再合流 100a 163a 163b 163c 164a 164b 170b 173a 173b 173c 173d 173e 173f 園崎詩音 中立→敵対 情報交換をする。138話にてF-9で戦闘 100a 100b 105a 105b 126 138a 138b ジェレミア・ゴットバルト 中立→友好 100話にて情報交換をする→139話から167話まで同行 100a 100b 105a 105b 139 147a 150b 150c 155 159a 159b 159c 160d 160e 160f 163a 163b 163c 164a 164b 167a 167b 167c アイゼル・ワイマール 友好 アイゼル、アイゼルさん 情報交換をする 100a 100b 105a 105b 山田奈緒子 情報交換をする 100a 100b 竜宮レナ 敵対→友好 138話にてF-9で共闘、情報交換→150話まで同行 138a 138b 139 147a 150b 150c 155 159a 蒼嶋駿朔 蒼嶋 F-9にて共闘 138a 138b 枢木スザク 敵対 F-9、G-10にて戦闘 138a 138b 159a 159b 狭間偉出夫 中立→友好 狭間 お前 139話にて協力を求める→150話にて合流、164話まで同行、174話で再合流 138b 139 150c 155 159a 159b 159c 160d 160e 160f 163a 163b 163c 164a 164b 170b 174 175 176a 176b 176c 176d 176e 鷹野三四 敵対 鷹野 ライダー(オーディン)、G-9にて戦闘 150c 159a 159b 159c シャドームーン 敵対→中立 シャドームーン お前 契約し164話まで同行、173話より戦闘 160d 160e 160f 163a 163b 163c 164a 164b 170b 173a 173b 173c 173d 173e 173f 174 175 176a 176b 176c ヴァン 中立 F-8にて接触、164話にて一時同行 160d 160e 160f 164a 164b 173a 173b 173c 173d 173e 173f 174 C.C. F-8にて接触 160d 160e 160f 170b 上田次郎 F-8にて接触、164話にて一時同行 160d 160e 160f 164a 164b 170b 174 175 176a 176b 176c 176d 176e 翠星石 中立→敵対→友好 お前 脱出の鍵、163話まで同行、173話で再合流 160d 160e 160f 163a 163b 163c 170b 173a 173b 173c 173d 173e 173f 174 175 176a 薔薇水晶 敵対 160話、163話、164話にてF-8で戦闘 160e 163a 163b 163c 164a 170b 志々雄真実 志々雄 お前 163話、164話にてF-8で戦闘、173話にて???で戦闘、殺害する 163a 163b 163c 164a 173a 173b 173c 173d 173e 173f 踏破地域 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 A B C D E F G H I J ??? 元の世界 C-5北部→C-5道路→D-7北西端→F-7図書館周辺→F-7図書館→G-8総合病院→H-8東の民家→G-9市街地→F-9教会→G―9民家→F-9西→G―9民家→G―9市街地→G-10半壊した遊園地→G-9民家→F-8市街地→F-9市街地→G-9→G-10遊園地ホテルのテラス→G-10上空→F-10沿岸部→???→元の世界
https://w.atwiki.jp/fullgenre/pages/229.html
[名前]雪代縁 [出展]るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚- [声優]佐々木望 [性別]男 [年齢]23 [一人称]俺、ボク(同胞に対して) [二人称]お前、あんた(恨みの無い相手に対して)、てめえ、貴様(憎い相手に対して)、○○サン(同胞に対して) [三人称]フルネームで呼び捨て、○○サン(同胞に対して) 身長175cm、体重68kg、髪は幼い頃に見た惨劇の影響で白く染まっている。 異常なまでに溺愛していた姉である雪代(緋村)巴を緋村剣心(抜刀斎)に殺害されたため恨みを抱き、人誅(天が裁かぬなら自分達で裁くという意味)を計画する。 縁は姉を殺されたせいで日本を嫌ったため上海に渡り、そこで行き倒れていたところを上流階級にいる日本人一家に救われる。 しかし縁は自分が幸せを奪われたにも関わらず幸せに暮らす一家が許せず、その日のうちに一家を惨殺し金品を強奪してその後の生活資金にした。 その際に倭刀術を書いた書物に出会い多少我流ではあるが会得し、数年後には若くして上海の武器マフィアの首領にまで登りつめた。過去には志々雄真実とも取引している。 語尾や固有名詞がカタカナになったりしている理由は、彼が長期に渡って上海に滞在していたことで日本語の発音を忘れかけたためである。 そのためか彼が関わる擬音は、漢字で表されることもある。 [能力] 倭刀という大陸(中国)で拵えられた太刀を使用し、技無しの斬りあいでも剣心に匹敵する腕前を持っている。 だが彼の本分は倭刀術という日本刀の速さと切れ味に対力特有のしなやかな力技を融合させた剣術であり、一度ではあるが剣心の最終奥義・天翔龍閃と正面からぶつかり打ち破った(治療済みとはいえ剣心は直前の戦闘で傷を負っていたうえ、その戦闘で縁はこの奥義を見ていたが)。 また彼は剣心に対する復讐心から鍛えられた精神力を有し、常に精神が肉体を凌駕した状態にあり肉体的な痛みを全く感じない体質である。 そして長年眠ることなく脳が活性化していたため神経が異常発達しており、発動すれば反射神経等が高まることで神速と呼ばれる剣心の速さに見てから対応することが出来る程まで素早く動くことが出来る。 しかし神経が過敏になるのはプラス面だけでなく痛覚などのマイナスな神経までも鋭敏にしてしまう(このときは痛みを感じる)。 これを縁は「狂経脈」と名付けた。 倭刀術一覧 蹴撃刀勢(シュウゲキトウセイ) 跳躍と同時に斬り上げた刀の峰を蹴り、斬撃の威力を倍加させる。 回刺刀勢(カイシトウセイ) 敵の斬撃を柄尻で受け流し、体を半回転させて相手の隙を突く。 朝天刀勢(チョウテントウセイ) 刀を地面に立て、柄尻を踏み台に跳躍する。 掌破刀勢(ショウハトウセイ) 掌から刀を押し出し、敵の真上から斬り下ろす。 轟墜刀勢(ゴウツイトウセイ) 敵に刀を刺した後、空中に放り投げる。 疾空刀勢(シックウトウセイ) 跳躍の最高点で倭刀の反動を利用して更に加速し、敵に向かって突進する技。荷重のかかる剛刀としなやかな筋力があって初めて可能となる、空中を疾走する技。 戰嵐刀勢(センラントウセイ) 足を軸に回転を繰り返し、遠心力を利用して連続斬りを行う。ちなみに虎伏絶刀勢と同じ構えに見えるが、こちらは刀を右手で順手に持つ。 虎伏絶刀勢(コフクゼットウセイ) 倭刀術絶技。左手で刀を逆手に持ち、刀身を背中につけるという独特の構えを持つ。地に深く沈み込んで敵の攻撃を避けてから、その反動を利用しつつ半回転して攻撃する。 [性格] 縁にとっては姉が全てであり、姉の死亡後は抜刀斎に復讐することが全てだった。 思い込みが激しい性格で、脳内でよく死んだ姉と会話をしている。 幼い頃に姉が惨殺される光景を見たため、そのトラウマから若い女性を殺すことが出来ない(17歳の神谷薫を殺害しようとした際には嘔吐しだした)。 また接する人間によって態度が変わるなど複数の顔を持っており、それは最初に記した自他の呼称にも現れている。 以下、多ジャンルバトルロワイアルにおけるネタバレを含む +開示する 雪代縁の本ロワにおける動向 初登場話 027 ねぇ、教えて、どうしたらいいの? 登場話数 4 スタンス マーダー 死亡話 キャラとの関係 キャラ名 状態 呼び方 二人称 関係・認識 初遭遇話 アイゼル・ワイマール 敵対 H-4小病院前道路にて襲撃 027 ねぇ、教えて、どうしたらいいの? 緋村剣心 敵対 抜刀斎 お前、貴様 姉の仇 未遭遇 斎藤一 敵対 元新撰組の警官 未遭遇 志々雄真実 中立 煉獄を納品した顧客 未遭遇 瀬田宗次郎 中立 志々雄の部下 未遭遇 ジェレミア・ゴットバルト 敵対 貴様、お前 H-3東側にて戦闘 051 LOST COLORS 山田奈緒子 敵対 あんた H-3東側にて戦闘 051 LOST COLORS 蒼嶋駿朔 敵対 お前 H-3西側にて戦闘 075 二人の超人 女の意地 千草貴子 H-3西側にて戦闘 075 二人の超人 女の意地 踏破地域 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 A ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ B ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ C ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ D ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ E ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ F ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ G ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ H ■ □ □ □ ■ ■ ■ ■ ■ ■ I ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ J ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ H-4小病院→H-4小病院前道路→H-3東側→H-3ショッピングモール→H-3西側→H-2道
https://w.atwiki.jp/tarowa/pages/534.html
叶えたい願い-翠星石 ◆ew5bR2RQj. 「ケホッ、ケホッ、どうなったです……?」 目を擦りながら翠星石は呟く。 煙が舞っているため、まともに目を開けることすらままならない。 つかさと共に見届けようとしたが、爆発が発生したせいで結末までは分からなかったのだ。 「ありがとう、翠星石ちゃん」 「こ、このくらい翠星石ならお茶の子さいさいです!」 爆発の規模は凄まじく、数十メートル以上離れたところまで余波が飛んできた。 翠星石がバリアを張っていなければ、二人とも吹き飛ばされていただろう。 つかさが感謝の意を示すと、翠星石は恥ずかしそうにそっぽを向く。 「つかさちゃん、大丈夫だった?」 煙の中から現れたのはゾルダだ。 ドラグブラッカーがミラーワールドに避難したため、つかさの安否を確認しに来たのだ。 「はい、翠星石ちゃんに助けてもらいました」 「そっか、一応礼は言っておくよ」 「お前に感謝されても嬉しくねーですよ」 「やな奴。で、あっちはどうなったの?」 クーガーと志々雄が大技同士で衝突したのだから、互いに無事で済むわけがない。 煙の中を寂しげに見つける翠星石。 クーガーは衝突の以前から致命傷を負っていた。 その状態で自らの肉体をアルターに変換し、志々雄と衝突したのだ。 クーガーの命は燃え尽きた。 彼は最後の一滴まで命を振り絞り、速さの先へと旅立っていったのだ。 「ありがとうです」 クーガーが全力で向き合ってくれなければ、自分は決定的な間違いを犯すところだった。 それを自覚しているからこそ、翠星石は感謝の言葉を口にする。 「後は翠星石が頑張るから、お前は天国でのんびりしてろです」 クーガーの死は堪えられないほどに悲しいが、今はそれに浸っていられる状況ではない。 翠星石にはまだやらなければならないことが残されている。 泣くのは全てが終わってからだ。 「あれは……あいつの持ってた剣か?」 煙が流れていき、遠くまで見渡せるようになる。 そうして視界に飛び込んできたのは、地面に突き刺さった深紅色の剣。 志々雄が操っていた魔剣・ヒノカグツチだ。 クーガーに蹴り飛ばされた結果、あそこに突き刺さったのだろう。 それはつまり志々雄が押し負けたという証である。 「あの包帯お化け、死にやがったですか」 「だろうね、これで残ってるのは――――」 「勝手に殺すなよ」 煙の中から声が響く。 その瞬間、周囲の炎が一気に膨張するように猛り始める。 まるで主の生還を喜ぶように、炎は歓喜の産声を上げている。 そして煙が破裂するように散開し、中から現れたのは影の戦士。 仮面ライダーリュウガ・志々雄真実。 「なん、で……」 両腕の手甲は砕け散り、胸部の装甲に大きな穴が空き、強化スーツの至るところが破けている。 デッキにすら罅が入っているが、それでも志々雄真実は生き残った。 クーガーの決死の一撃を受けて尚、志々雄は健在であった。 「理由なんか一つしか無えだろ。俺が強くて、アイツが弱かった。それだけだ」 「ふざけんなです! クーガーは弱くなんかない、負けたのはお前です!」 「生き残ったのは俺だ。死んだ奴は勝者になれねぇ」 クーガーの命を賭した特攻でも志々雄を殺せなかった。 その事実はクーガーの死が無駄死にだと嘲っているようで、翠星石は許容することができなかった。 「お前は私がぶっ倒すです、元はといえば翠星石がお前に手を貸したのが全ての原因、だからこれは翠星石の責任です」 静かに怒りを燃やす翠星石。 ゾルダもつかさを背後へと移動させ、マグナバイザーの銃口を向ける。 一触即発の状況。 誰かが動けば、それが新たな抗争の合図になるのだろう。 一秒、二秒、十秒と経過して、動く者が現れる。 「……揺れてる?」 それは、この空間だった。 空間内がまるで地震が起こったかのように震動している。 その強さは生半可ではなく、つかさはその場に座り込んでしまう。 それでも震動は衰えることなく、時間を重ねるごとに増していく。 唸るような轟音が耳を支配した頃には、ゾルダですらも立っていることができなくなっていた。 「ッ……これは?」 全ての者が辺りを見回す中、轟音の中に奇妙な音が混じり始める。 それに真っ先に反応したのはゾルダだった。 というよりは、ゾルダ以外は反応することができなかった。 志々雄は音の意味を理解できず、翠星石やつかさの耳にはそもそも聞こえていない。 それもそうだろう。 この音の正体を知っているのは、この中でゾルダだけなのだから。 不快感と警戒心を煽られる耳鳴りのような音。 ゾルダと志々雄のみに届いた音の正体は、ミラーモンスターが出現した時の合図だ。 「なにあれ!?」 天上を指差しながらつかさが叫ぶ。 それに応じて全員が上を向くと、そこには奇妙な物体が浮いていた。 大きさはおよそ一メートルほどだろうか。 完璧な比率の立方体であり、六面全てが鏡張りになっている。 しかしその鏡面は、絵の具をぶち撒けたような混色が渦巻いていた。 立方体の正体はゾルダにも分からなかったが、混色の正体はこの場にいる全員が知っている。 nのフィールドへの入り口が繋がっている時のものだ。 「身体が……引っ張られる!?」 しばらく立方体を見上げていると、ゾルダは自身がそれに引っ張られてることに気付いた。 重力に逆らって、ゾルダの身体が浮き上がっていく。 つかさと翠星石は無事だが、横を見ると志々雄の姿が同じ高さにある。 地上に戻ろうとしても、身体が浮き上がる方が圧倒的に早い。 見る見るうちにゾルダと志々雄は立方体に近付いていき、やがてその中へと吸い込まれていった。 「北岡さんと志々雄さんが消えちゃった」 二人が居なくなると震動は次第に小さくなり、天上に浮いていた立方体も姿を消している。 何が起きたのか理解できず、つかさは首を傾げるばかりだ。 翠星石もnのフィールドに吸い込まれたのか等と呟いているが、真実に辿り着くことはできない。 分かっているのは、この場で戦えるのが翠星石だけということ。 そして―――― 「最後に残ったのは貴様か」 創世王・シャドームーンは未だに健在だということ。 「つかさ、私の後ろに隠れてるです」 カシャ、カシャとレッグトリガーが上下する足音は、多くの者に絶対的な恐怖を刻み付けてきた。 一般人であるつかさは尚更であり、身体を震わしながら翠星石の背後に隠れる。 「断言してやる、今の貴様が一人で私に勝てる可能性は万に一つもない」 五つのローザミスティカとキングストーンの力を得た翠星石は、本来なら最強の名を欲しいがままにするはずだった。 しかし、今のシャドームーンは創世王の力を我が物にしている。 世紀王と創世王では格が違う。 一度は埋まったはずの力量差が、今は再び開いてしまったのである。 「黙りやがれです」 「ここまで来て力の差すら理解できなくなったか キングストーンの力に耐えられず、とうとう頭が触れてしまったようだな」 「んなわけねえです。お前こそ頭がおかしくなったですか?」 シャドームーンの顔を見上げ、翠星石は嘲るように喉を鳴らす。 「お前と私の実力差なんざ百も承知ですよ、それでも翠星石はお前を倒さなきゃいけないんです」 「倒せると思うのか?」 「倒せる倒せないじゃない、倒すんです! お前をこのまま放っておけば、きっと全部の世界をぶっ壊しちまうです 私の世界も、真司の世界も、クーガーや劉鳳の世界も、新一の世界も、つかさの世界も そんなの絶対に許さない! お前はここで私が止めるです!」 シャドームーンと翠星石の実力差は明確だが、それはあまりに些末な問題である。 ここでシャドームーンを止められなければ、全ての世界がゴルゴムの支配する地獄に変わるだろう。 ジュンやのりのような罪のない人達が終わりのない苦痛を味わい続けることになる。 そんなことが許されていいはずがない。 彼らを守るためならば、翠星石はシャドームーンと戦う覚悟があった。 「それに、今の翠星石は一人じゃないです」 「なに?」 「私には友達が出来たです……初めての友達です」 背後のつかさに目配せする翠星石。 長い生涯の中、つかさは初めて出来た友達だ。 つかさやその友人達を散々侮辱したのに、一方的に傷つけたのに、つかさは翠星石のことを許してくれた。 そして、初めての友達になってくれた。 「ならば貴様を殺した後で、その娘も地獄に送ってやろう」 「ふざけたこと抜かすのもいい加減にしろですキュウリ野郎。つかさは絶対に私が守るですよ もし指一本でもつかさに触れようとしたら、その時は私がお前をぶっ殺してやるですッ!!」 大事な友達を守るためならば、翠星石はシャドームーンを殺す覚悟があった。 「フッ、いいだろう」 シャドームーンがサタンサーベルを構える。 翠星石も庭師の如雨露を取り出し、シャドームーンの翠緑の複眼を睨み上げた。 互いの殺気が交錯し、空気が張り詰めていく。 そして、互いに武器を振り上げた瞬間。 「待てよ」 遠くから、男の声が響いた。 ☆ ☆ ☆ 気が付いた時、北岡と志々雄は白い空間に立っていた。 空間内にあるのは二人の影と空に浮かぶ立方体だけ。 傍に居たはずの翠星石やつかさも、唯一の出入り口だった木製の扉もない。 シャドームーンが抉じ開けた穴や戦闘の痕跡もなく、果てしない白が広がるばかりである。 何が起きたのか理解できず、額に皺を寄せる北岡。 しかし、この空間の正体には薄々感づいていた。 この肌を刺すような空気は、元の世界で自分達が戦い続けてきたミラーワールドのものだ。 「ここが『みらーわーるど』か、殺伐としてて俺好みの場所だ」 志々雄も正体に気付いたのか、興味深そうに辺りを見回している。 ミラーワールドは鏡写しの世界であり、全ての物体が現実と反転している。 だが元の空間が何も無かったため、大きな変化は見当たらなかった。 「で、これはおたくの仕業なわけ?」 「いや、いくら俺でもここまで大それたことは”まだ”出来ないさ」 理解不能な状況に追いやられたにも関わらず、志々雄は楽しそうに笑っている。 その態度から浅倉が連想され、北岡は不愉快そうに顔を歪めた。 「だが、この原因ならもう検討が付いてるぜ。おそらくアンタもじゃねえか?」 「……多分だけどね」 ずっと考えていた可能性だった。 最初に気付いたのは、名簿に東條の名前を確認した時。 死んだはずの彼の名前を見て、北岡はふと疑問を覚えた。 ――――ライダーバトルはまだ有効なのではないかと。 東條――――タイガは脱落したはずなのに、どうして殺し合いに参加しているのか。 デッキが支給されていない可能性も考えたが、後にタイガに変身していたことが判明している。 他にもシザース、インペラーといった脱落者が復活しており、さらに神崎士郎の奥の手だったオーディンも主催が掌握している。 奪い取ったにしては、手が込み過ぎているのだ。 ここで脳裏を過った可能性。 もしかしたら、ライダーバトルそのものを主催が乗っ取ったのではないか。 考えれば考えるほど、この可能性は北岡の中で膨らんでいく。 そして、この可能性は正解だった。 バトルロワイアルの影に隠れて、もう一つのバトルロワイアルが進行していた。 十三人の仮面ライダー同士による殺し合い。 カードデッキが支給された表向きの理由は、誰にでも優勝の可能性を持たせるためだ。 特殊な才能や経験が無くても強大な力を身に纏えるカードデッキは、参加者間の差を埋めるのに絶好の道具だった。 だが、表があれば裏がある。 カードデッキが支給された理由はもう一つあった。 六十四人の消滅と引き換えに、あらゆる願いを叶える自在法・【バトルロワイアル】 これによって殺し合いは管理されていたが、物事には想定外の事態が付き纏うものだ。 自在法が打ち破られ、願いを叶えられなくなってしまうかもしれない。 そういった事態に陥った時の対策として、V.V.は予備の手段を用意していた。 それこそがカードデッキであり、これらが支給された裏の理由である。 他のライダーが全滅した時、最後に残ったライダーは願いを叶えることができる。 奇跡を起こすための手段として、V.V.はカードデッキを支給していたのだ。 主催側がオーディンに加えてガイとライアを保有していたため、本来ならばライダーが最後の一人まで減ることはない。 万が一の事態が起こった場合のみ、これらのデッキを解放する予定だった。 しかし、物語は想定外の方向に進んだ。 鷹野がオーディンを持ち出し、V.V.と観柳がガイとライアに変身した。 予期せぬ形で全てのライダーが盤上に上ることになったのだ。 「あの鏡は最後の戦いに邪魔が入らないよう、ミラーワールドの中に俺達を隔離したって所だろうな」 白い空間内に突如として現れた立方体の名はコアミラー。 ミラーワールドの力の源であり、謂わば核のようなものである。 今に至るまで、コアミラーはラプラスの魔が作った空間に安置されていた。 だが彼の死で空間が不安定になったところで、クーガーと志々雄の衝突が時空間を大きく歪めた。 その結果、コアミラーはライダー達のいる場所へと辿り着くことができたのだ。 そもそも何故V.V.はカードデッキを選んだのか。 その理由はそれらの技術の根底に兄弟愛があったからだ。 ミラーワールドが開かれた理由は、神崎士郎が神崎優衣を救うために他ならない。 たった一人の妹を救うために全てを犠牲にする覚悟をもった士郎に対し、V.V.は深い共感を覚えた。 兄弟愛を最も美しい関係と考えるV.V.にとって、士郎はとても安心できる存在だった。 だが、士郎は最終的に妹を救うことを断念した。 V.V.は不満を覚えたが、それも士郎の選んだ道だろう。 これにより彼の世界とミラーワールドの関係は途絶え、ミラーワールドは放置されることとなった。 それをV.V.が再利用し、バトルロワイアルの中に組み込んだのだ。 「もう俺達以外にライダーは居ないようだな」 「つまりは俺かアンタ、生き残った方が最後の一人ってことだな」 北岡秀一――――仮面ライダーゾルダ。 志々雄真実――――仮面ライダーリュウガ。 生き残ったどちらかが己の欲望を満たすことができる。 この戦いはそういうものだ。 「戦いを降りたはずの俺が残っちゃうなんて、何の因果だろうねえ」 「そのまま脱落しても構わないぜ」 「いや、悪いけど、遠慮しておくよ」 困ったように溜息を吐き、北岡――――ゾルダは志々雄――――リュウガへと向き直る。 「ライダー同士の戦いとかは関係なしに、お前は倒したいと思ってたからね」 「アンタに怨みを買う真似をした覚えはないんだがな」 「ランスロットの件、忘れたとは言わせないよ」 「あの死に損ないの復讐ってか、随分と仲間思いじゃねえか」 「復讐? 馬鹿言うなよ、嫌いな奴のためにわざわざそんなことしないさ」 出会った当初からジェレミアは生きることを諦めていた。 そんな奴に背中を預けられないと叫んだが、彼が聞き入れることはなかった。 生き残るために戦うと言って、最後は勝手に死んでいった。 つかさを悲しませないと言ったのに、彼女を動けなくなるくらい悲しませた。 そんなジェレミアが、ゾルダはずっと気に入らなかった。 「馬鹿だよね、アイツ。死んだら終わりだってのにさ」 「アンタとは気が合いそうだな、命を投げ捨てるのは阿呆のすることだぜ」 「ジェレミアも、五ェ門も、城戸も、次元も、蒼嶋も、ヴァンも、クーガーも…… どいつもこいつも馬鹿ばっかりだよ、命を何だと思ってるのさ」 自分の命以上に大切な物などない。 命とはたった一つの宝であり、どんな欲望もこれを対価とすることはできない。 金も、権力も、女も、命があるからこそ価値を持つ。 それを分かっていない奴は、命を対価にしてしまう奴は、どうしようもないほどに馬鹿なのだ。 「でも、俺やお前よりはマシな人間だ」 だが、その馬鹿は少しだけ眩しかった。 「いや、お前とも比べられたくないかな。正真正銘のクズのお前とはね」 多ジャンルバトルロワイアルのホームページにより、ゾルダは志々雄の情報を得ている。 そこに書き連ねられていた数々の悪行を見て、ゾルダは吐き気を覚えた。 弱肉強食を理由に人々を蹂躙する志々雄は、正真正銘の悪党である。 「お前が願いを叶えたら世界は滅茶苦茶になる、だから俺は死ぬわけにはいかない」 「アンタも弱肉強食の理に納得できない口か、聡明に見えたがどうやら買い被りだったようだな」 「いや、この世は弱肉強食だと思うよ。だから俺達みたいのがいるんだ」 ゾルダの言葉の真意を計りかねているのか、リュウガは言葉を返さない。 「弁護士ってのは弱い奴の味方なんだよ」 マグナバイザーの銃口をリュウガへと向ける。 「ああ、明治時代にはまだ弁護士って居なかったっけ」 「似たようなのはいたさ」 「そう。お前に今度会ったら言おうと思ってたんだけどさ、二十九にもなって世界征服とか恥ずかしくないの?」 「いい年してスーパー弁護士を名乗ってる爺(ジジイ)には言われたくないな」 「俺より百年以上も昔の土人がなに言ってるのさ 「そういやお前を倒したい理由を言ってなかったよね。一言で言うとな、気に入らないんだよ、お前」 「ハンッ、テメエにどう思われようが興味はねえが、その程度の力でこの俺に勝てるつもりか?」 「お前こそ、そんなにボロボロで大丈夫なの?」 リュウガの全身はクーガーの一撃で大きく傷付いている。 一方でゾルダの負傷は皆無に等しく、戦闘を始める前から大きな差が付いていた。 「テメエを相手にするのはちょうどいいハンデだと思ったが、そう言うならこいつを使わせてもらうぜ」 デッキから一枚のカードを抜き取るリュウガ。 そのまま見せつけるように掲げると、彼の周囲を疾風が吹き始める。 彼の手にあるのは、ナイトが所持していた疾風のサバイブカード。 ナイトのデッキが破壊された際に失敬していたのである。 変化した召喚器にカードを放り込むと、リュウガを覆うように竜巻が発生。 それが収まった時には、リュウガは再びサバイブ形態へと進化していた。 「もう一度聞いてやる。お前如きの力でこの志々雄真実に勝てるつもりか?」 刺のように鋭利な装甲を纏い、リュウガは言い放つ。 ヒノカグツチは無くとも、禍々しいまでの実力は健在だった。 「そのつもりだよ」 リュウガとの実力差など百も承知である。 だからこそ、ふてぶてしく笑う。 力で負けている上に気持ちでも負ければ、それこそ完全に勝ち目は無くなってしまう。 今でこそ落ちぶれてしまったが、ライダーバトルが始まった頃のゾルダは他のライダーを圧倒していた。 あの頃のゾルダに戻ることができれば、リュウガを撃破することができるかもしれない。 だから、今だけは仮面を被る。 ゾルダの仮面をきつく被り、目の前のライダーと戦う。 「ならその過剰過ぎる自信ごと斬り殺してやるよ」 最後のライダーバトルが幕を開ける。 時系列順で読む Back 叶えたい願い-ストレイト・クーガー Next 叶えたい願い-ヴァン 投下順で読む Back 叶えたい願い-ストレイト・クーガー Next 叶えたい願い-ヴァン 173 叶えたい願い-ストレイト・クーガー 志々雄真実 173 叶えたい願い-ヴァン ヴァン シャドームーン 翠星石 柊つかさ 北岡秀一 ストレイト・クーガー GAME OVER
https://w.atwiki.jp/tarowa/pages/543.html
終幕――誰も知らない物語 ◆Wv2FAxNIf. 死の淵から救われたV.V.は、ラプラスの魔と共に多くの世界を見た。 多くの世界の過去を、現在を、未来を見た。 しかしV.V.達の干渉を受けた数多の世界は今、進むべき道筋を変えている。 V.V.達が見た未来と同じ未来は訪れない。 この先の未来を知る者はいない。 故に、ここから先は。 誰も知らない物語。 ▽ 家の前に立っていた。 小洒落たデザインの白い家、紛れもなくスーパー弁護士・北岡秀一の自宅だ。 陽はまだ高いが、閑静な住宅街に北岡以外の人影はない。 道路のカーブミラーから唐突に出現する姿を見られずに済んだのは幸いだった。 北岡は胸を撫で下ろして玄関へ向かう。 しかし、足が止まる。 北岡が所有する車は二台あるが、駐車場にはそのうちの一台しか停まっていなかった。 それはつまり、北岡の秘書・由良吾郎が外出している事を意味している。 バトルロワイアルに巻き込まれる直前の状況を思い返してみれば、北岡は不治の病に侵されてまともに歩く事も出来なかった。 そんな中で北岡が姿を消した――それもゾルダのデッキと共に。 そうなれば、吾郎は北岡を探すだろう。 必死になって、躍起になって、血眼になって探すだろう。 確かめるまでもない、由良吾郎はそういう男なのだ。 吾郎が一人で危険な事に首を突っ込んでいないかと心配していると、耳に良く馴染んだエンジン音が聞こえてきた。 そのまま立っていると、猛スピードで迫ってきた車が乱雑なハンドリングと急ブレーキで北岡の真横に停車する。 車から飛び出して来たのは、今まさに思案していた由良吾郎である。 「先生……!!」 吾郎の目には涙が浮かんでいた。 掴み掛かるような勢いで北岡に接近してきた吾郎は、そのまま何も言わずに俯いてしまう。 「その……ごめん、吾郎ちゃん。 ちょっと、野暮用があってさ」 「いいんです……先生が無事なら、それで」 涙ながらに話していた吾郎だが、ふと顔を上げた。 北岡がこうして真っ直ぐに立ち、普通に会話している事への疑問に数秒遅れで思い至ったのだろう。 無言の問いに、北岡は逡巡する。 「あのさ、吾郎ちゃん……話が、したくてさ。 冗談とかじゃなくて、真面目に聞いて欲しい。 話したい事が、たくさんあるんだ」 「聞きます」 大真面目に即答した吾郎に少し笑ってしまいそうになる。 ほんの数日ぶりだというのに、酷く懐かしく思えた。 何から話したものかと考えを巡らすうちに、北岡は大切な事を思い出した。 「――あ、令子さん!! 吾郎ちゃん、時間は!?」 「何日前の話ですか。 先生の姿が見えなくなってすぐに連絡して、またの機会という事に」 新聞記者・桃井令子。 何度断られてもしつこく食事に誘い、今回初めて了承を得られたランチデート。 千載一遇のチャンスを棒に振ってしまった。 デートをすっぽかすとは、スーパー弁護士北岡秀一にあるまじき失態である。 北岡は露骨に肩を落とした。 吾郎のお陰で令子を待ちぼうけにさせるのは免れたが、今後のデートの誘いが成功する確率は低い。 もっともV.V.に呼び出されていなければ、それこそ待ちぼうけにさせてしまっていたかも知れないのだが。 「まぁ、しょうがないかな」 北岡はそれ程のショックを受けなかった。 心象はますます悪くなっただろうが、それでも諦めずにいれば、これっきりという事もないだろう。 また明日にでも電話を掛ければいい。 直接令子の職場まで会いに行ってもいい。 今の北岡には、時間がある。 「先生……病院はいいんですか」 「……うん、まぁ、その事も話すよ。 とにかく、痩せ我慢とか気休めとかじゃなくて……もう大丈夫なんだ。 俺は嘘吐きだし、人を騙すのも実は結構楽しんでるけどさ。 これはホントだから、吾郎ちゃん涙拭きなよ」 北岡と話しながら、吾郎の目からは滂沱の涙が落ちていた。 それだけ心配していたのだろうし、やはり信じられないのだろう。 ――健康で頑丈な体がある癖に、御主人様が死んだら自分も一緒に死ぬなんて、ただの馬鹿じゃないか……! 少し前に、北岡はそんな事を言った。 相手を殴りたいと思う程度には苛立っていた。 しかしこうして吾郎を見ていると、「そういうものなんだな」と納得出来た。 北岡が死ねば吾郎も、健康だろうと頑丈だろうと関係なく死にに行くのだろう。 そういう生き方しか出来ない人間もいる。 それと同じように、自分よりも他人の命を優先するような道しか選べない人間もいるのだ。 北岡はそれを痛感し、同時に自分が決してそうはならない事を、なれない事を確信している。 思い返していると、やはり不満だとか、後悔だとか、嫌なものが胸に溜まってきた。 相変わらず泣いている吾郎に向けて、北岡は語る。 「敵も味方も、俺の嫌いなタイプだらけだったわけ。 振り回されるこっちはたまったもんじゃないのよ、一人可愛い女の子がいたけど癒しはその子ぐらいだったんじゃないかな。 高校生だし、別にロリコンってわけじゃないから幻滅しないでよね。 あ、その子暫くしたらうちで秘書として雇うかも知れないから。 吾郎ちゃん、嫉妬しないでね」 密度の濃かったあの時間の事を話そうとすると、脈絡がなくなる。 思い付いたままを口に出してしまう。 常に理論武装をしている弁護士北岡らしくない話し方だった。 「けどさ……あの連中は。 あの子に、あんな事はさせなかった。 俺だけだよ、二度も助けられて……二度も、あんな思いさせたの。 ホントに……俺よりよっぽど、まともな奴らだったよ」 もっと先に説明しなければならに事があるはずなのに、上手く纏まらない。 悔しさや、今まで縁遠かったはずの類の感情が先走る。 「先生……もしかして、なんですが」 「何よ」 「…………友達、出来たんですか?」 「……………………冗談よしてよ」 勘弁して欲しい。 緊急時、非常時だったからこその共同戦線であって、そうでなければ関わりたくもない人種だ。 暑苦しい、騒がしい、鬱陶しい。 それなのに少し名残惜しさを感じてしまっている自分にも気付いていた。 実に、不本意ながら。 「とにかくさ……令子さんとのデートもパーになっちゃったし、吾郎ちゃんと話がしたいんだよね。 俺の話を聞いて欲しいし、吾郎ちゃんの話も聞きたいな」 吾郎は涙を拭く暇も惜しんで何度も頷いた。 今は信じていないかも知れないが、話せば必ず聞いてくれるし、分かってくれるだろう。 吾郎から向けられる無条件の信頼を、北岡は心地よく受け止める。 「ありがとね……吾郎ちゃん」 何から話すか、まだ考えていない。 気持ちが日常から剥離していて、普段吾郎の前でどんな態度を取っていたのかまだ良く思い出せない。 しかし不思議と焦りはなかった。 あれだけの事をした後なら、大抵の事は何とかなると思えてしまう。 それに、今日のうちに話し切れなければ明日話せばいい。 明日終わらなければ明後日話せばいい。 「時間は、たくさんあるからさ」 こうして吾郎と過ごす一年後、五年後、十年後を考える。 「もしライダー同士の殺し合いで生き残れれば」という不確かなものではなく、確かに存在する『明日』。 そこにはつかさもいるのかも知れない、狭間や上田もいるかも知れない。 まだ見えない、しかしいずれ訪れるその未来が、とても楽しみだった。 ▽ 夜だった。 自宅マンションに戻った上田はテレビを点け、日付と時刻を確認。 数日が経過していたが、たまたま大学の休みと重なっていたお陰で無断欠勤は免れた。 給与にも評価にも響かない。 軽く涙が出そうになる程度に嬉しかった。 ほんの少し前まで生きるか死ぬかの話をしていたのだが、上田は即座に俗事へ頭を切り替えたのだった。 すぐに大学に連絡を取って手続きを行う。 フィールドワークを名目に大学を長期間空ける、いつもの事であったので電話口の相手も慣れた対応だった。 そしてデイパックに残っていた保存食を口にしてからシャワーを浴び、寝間着に着替えてベッドに潜り込む。 ローゼンの部屋で休んだとは言え、緊張と運動の連続で疲弊し切っていた為、微睡む暇さえない。 時々目を覚まし、適当に冷蔵庫から出したミネラルウォーターで喉を潤してはまた寝直した。 はっきりと目が覚めたのは正午。 翌日ではなく、翌々日だ。 満足するまで寝た上田は大量に炊いた米を貪る。 健康そのもの、男らしくオカズもなしに三合の白米を掻き込んでいく。 その後優雅に身支度を整え、部屋の隅に置いたままだったデイパックに自分のPCを詰め込んだ。 部屋を出て、向かうのは駐車場。 空いた助手席にデイパックを乗せ、上田の愛車・次郎号は軽快に走り出す。 目的地までの道のりは頭に入っているので、ナビや地図は不要だった。 時間もさして掛からない。 「あんれ、上田先生でねーの!!」 到着したアパートの前には、鍋をつつく大家・池田ハル。 それに彼女の配偶者であるジャーミー君に対し、上田は爽やかな会釈をする。 そして開閉した衝撃で取れてしまった次郎号のドアを直した後、アパートの奥へと足を踏み入れた。 ある部屋の前で、深呼吸。 ついでに屈伸をして適度な運動。 テンションが上がってきたのでその場で腹筋も行った。 心を落ち着けてドアノブを回そうとすると、鍵が掛かっている。 四桁の数字を合わせる形式の安っぽい錠だ。 「ふふ……YOU、学習能力がないな。 既に一度、私に破られた事を忘れたか?」 以前使った数字を使う。 カチリカチリと一桁ずつ回していき、――開かない。 「はっはっは、この程度では私の足止めにしかならない」 上田は鞄からメモ用紙とボールペンを取り出し、今確認した四桁の数字を書き込む。 そしてまた一桁ずつ回し、0000に合わせる――開かない。 0000をメモし、0001に合わせる――開かない。 0001をメモし、0002に合わせる――開かない。 0002をメモし、0003に合わせる――開かない。 0003をメモし、0004に合わせる――開かない。 0004をメモし、0005に合わせる――開かない。 開かない。 開かない。 開かない。 三時間後、部屋の前には数字が羅列された大量のメモと外れた錠前が! 天才物理学者らしい完璧な戦術により、部屋への侵入を果たした上田。 見回してみると案の定、ケージの中の亀とハムスターが飢えて弱っていた。 ここが主の不在になった部屋であると、言外に告げている。 「…………」 仕方がないので、無責任な飼い主の代わりに上田が餌を与えた。 すぐに元気を取り戻した彼らだが、上田に感謝する気配を微塵も感じさせない辺りが飼い主にそっくりである。 狭い部屋の中、大きすぎる図体を縮めつつ寝転がってみる。 洗濯物が出しっぱなしになっていたので取り込んでおいた。 下着を観察してみるが、名前の書かれたそれの色気のなさは流石だった。 道すがら購入しておいたわらび餅を食べ始める。 また体を動かしたくなってきたのだが、家具を壊してしまいそうなのでやめた。 不愉快に冷たい壁に背中を預け、ぼんやりと思考を巡らす。 他にも思いつく限りの暇潰しをした。 時折ハムスターや亀がごそごそと動き、外から大家達の声が聞こえる以外は静寂そのもの。 時計がペースを乱す事なく時間を刻んでいく。 窓の外が暗くなっていき、やがて闇に包まれた。 0時。 日付変更線を超えた。 部屋には誰も訪れない。 約束をしていたわけでも、賭けをしていたわけでもない。 だが上田次郎は、納得した。 山田奈緒子という女は、もうこの部屋に帰って来る事はない。 元より覚悟はしていた。 金糸雀達の話でほぼ確信していた。 そして「もしかしたら」という僅かな思いも、ここで潰えた。 持ってきていた封筒と百円玉をちゃぶ台の上に並べてみても、何も起こらない。 「君が来れば、寿司と餃子を死ぬ程奢ってやろうと思っていたんだがな……」 偶然、ただの気紛れで、奢ってやってもいい気分になっていたのだが。 こんな機会を逃すとは、あの女には運がないようだ。 胸がない、金がない、運がないの三重苦である。 「さて……」 上田は気分を変え、鞄からPCを取り出した。 勝手にコンセントに繋ぎ、部屋の中央に鎮座したちゃぶ台に乗せて立ち上げる。 そしてアタッシュケースに詰められていたUSBのうちの一つを接続した。 同時に開くのは新規のWordファイル。 USB内の音声を聞きながら、上田はひたすらキーボードを叩く。 このUSB群が他の誰でもなく上田次郎の手に渡った事には、必ず意味がある。 少なくとも上田はそう思っている。 あの会場で散っていった者達。 彼らの姿を留めて世に知らせられるのは、権威と文才を兼ね備えた上田にしか出来ない事だからだ。 出版、大ヒット、重版出来、映画化、思わず上田の口からは不気味な笑い声が漏れた。 狂ったように回し車を回し続けるハムスター。 脱走しようと足掻く亀。 マイペースなペット達に囲まれながら、上田は悩む。 絶対の自信をもって挑んではいるものの、執筆にあたって心配事は少なくない。 どの程度実名を伏せるべきなのか。 著作権は大丈夫か。 そもそも殺し合いなどという非常識にして悪趣味な催しを、ノンフィクションとして出版して良いものなのか。 懇意にしている出版社はあるが、受け入れて貰えるかは怪しい。 いっそ今流行りのWeb公開というものを考えても良いかも知れない。 何しろ返品や売れ残りの心配をする必要がない点が大変好ましかった。 しかし、一番の不安は世に公開した後にある。 公開したものが本当に世界的なムーブメントを生んでしまったらどうすれば良いのか。 彼らの、そして上田の激しいまでの生き様が上田の筆によって描かれるのだ、その可能性も大いにあり得る。 そうなれば、最も問題になるのは上田を演じる役者だろう。 上田のような完璧な人間を演じられる役者など存在しない、つまり上田自身が上田役として抜擢されてしまう。 日本科学技術大学教授として日々を忙しく生きている身としては、非常に困る。 それに上田の姿が茶の間に流れるとあっては、上田に心を奪われた人々は上田なしには生きられなくなるだろう。 Jiro Dependence Cyndrome――上田がかつて危惧していた事態が実現してしまう。 過ぎたる天才は、時に世界の毒となり得てしまうのだ。 「ふぅ」 頭を冷やした。 天才上田次郎には執筆以外にもう一つ、やるべき事があるからだ。 それは本業の天才物理学者としての仕事――あのバトルロワイアルの間に見聞きした現象の解明だ。 ギアス、自在法、錬金術……挙げればきりがない。 これらを解き明かせば、世界最高峰の科学者のみに与えられる栄誉『科学と人類大賞』の受賞と賞金五千万とんで七千円は手にしたも同然。 著作がますます売れて花の印税生活まっしぐら。 人生の勝ち組待ったなし。 そう、全ての事象は科学によって証明出来る。 超常現象はあり得ない。 上田の基本姿勢であり、山田奈緒子もまたそれを信じていた。 信じようと、していた。 霊能力など存在しないと、自分は霊能力者などではないと、信じたがっていた。 自称霊能力者のペテンにあっさりと引っ掛かる上田だが、本当に揺らぎやすいのはカミヌーリの血を引く奈緒子の方だった。 だから、上田が証明する。 バトルロワイアルの会場で奈緒子を困惑させた多くの出来事を、全て解き明かす。 そうすればあの胸の貧しい女でも、「ありがとう」の一言ぐらいは口にするだろう。 安心して、あのだらしなくかつ色気のない寝顔を無防備に晒して眠れるだろう。 天才物理学者上田次郎。 晴れやかな『明日』を思い描き、今は亡き友人を想う。 ▽ 狭間偉出夫は扉の前に立った。 nのフィールドの中に浮かぶ、無数の扉のうちの一つ。 この扉の先には、狭間が元居た世界が広がっているはずである。 狭間が堕とした高校、魔界。 じんわりと背に嫌な汗が滲む。 狭間はバトルロワイアルを通じて変わった。 しかし過去は変わらない。 世界の在り方が少々変わったところで狭間の犯した罪は消えないし、消えてはならない。 全校生徒の前で魔神皇を名乗り、学校を魔界に堕とした事も。 それに伴って犠牲者が出た事も。 変えようのない現実だった。 この扉を潜り、人と会えば。 糾弾される。 罵倒される。 罪を問われる。 イジメよりもずっと厳しい現実が待っている。 それは、背負っていくと覚悟していても―― 背中を押してくれる者はいない。 思い出が押してくれると言っても、結局押すのは自分だ。 一時だけ共にあった蒼嶋も、既にいない。 ――狭間君ってば、今更こんな事ぐらいでぶるっちゃうわけですかー!? ――シャドームーンよりも学校のオトモダチの方が怖いんですかー!? もし居れば、そんな風に。 歌い出しそうな程に高いテンションでやかましく、狭間を囃し立てて背中を押したのだろう。 しかしいないからと言って、何か変わるわけでもない。 自分の力で、歩いていける。 もう、開けると決めているのだ。 狭間は立ち止まるのをやめ、最初の一歩を踏み出す。 元居た場所――狭間自身の精神世界。 愛に、友情に、全てに飢えたかつての狭間の心を映し出した世界。 負の感情に満ち、汚れて濁った醜い世界。 狭間が蒼嶋のヒノカグツチによって胸を貫かれた地。 目前に控えるのは、狭間が不在の間に体を休めていた『宿敵』。 レイコと共に狭間の精神世界まで踏み込んできた『宿敵』――。 蒼嶋では、ない。 想定していた通りだった。 蒼嶋が死亡した世界と同期され、そして世界は蒼嶋の不在に合わせて“代わり”を立てたのだ。 蒼嶋に代わってレイコの隣りに立つのは、レイコと同じ制服を着た“少女”だった。 その姿を見て、狭間は目を見開く。 優れた頭脳を駆使し、あらゆる可能性を考えていたはずだった。 それなのに、喉から言葉が出ない。 レイコ達もまた驚きを隠せない様子だった。 倒したはずの狭間がほぼ無傷のまま復活したとあっては無理もないだろう。 まして今の狭間は、別人のようなものなのだから。 狭間は深呼吸をしてから、二人に向けて語り掛ける。 「もう、いいんだ」 その一言を契機に精神世界が崩れた。 そして新たに構築される。 凶々しく醜悪だった色が剥がれ落ち、突き抜けるような晴天が姿を見せ始める。 歪んだ世界の残骸が欠片となって舞い落ちるその空間に、陽の光が満ちた。 レイコが狭間に駆け寄り、抱き締める。 「もう一人にはしないから」と涙を浮かべるレイコに――狭間は首を横に振った。 「いいんだ……欲しかったものは全部、貰ったんだ。 色んな人達に、教えて貰った。 僕は、自分で歩いていける」 狭間偉出夫と離れ離れになり、他人として生きていた実の妹・レイコ。 あのバトルロワイアルで彼らに出会っていなければ――レイコに縋る事しか出来なかっただろう。 レイコを巻き込んで、共に堕ちていく未来しか選べなかったかも知れない。 しかし今の狭間は戸惑うレイコの肩に手を置いて、優しく遠ざけた。 そして狭間は『宿敵』に向き直る。 「君の名前を、教えて欲しい」 ヒノカグツチを携えた『彼女』。 蒼嶋が居たはずの、居るべきであった場所に居るその少女は、不思議そうに首を傾げた。 「知ってるはずだよね?」 「それでも、聞きたいんだ。 君の口から……」 訝しんだ様子ではあったが、『彼女』がそれ以上渋る事はなかった。 胸を張り、姿勢を正し、凛とした声で『彼女』は名乗る。 「レナだよ」 改めて、狭間は言葉を失った。 狭間と同じ高校生である『彼女』は、狭間が知る『竜宮レナ』よりもずっと大人びていた。 良く似た容姿を持ちながら、可愛らしい、と形容するよりも美しい、と言った方がずっと近い。 明るい茶がかった髪。 何もかもを見透かすような、静かに燃えるような――それでいて優しい青い瞳。 まさしく『竜宮レナ』が成長していれば得ていたであろう姿を前に、狭間は目を奪われ、言葉を奪われ、立ち尽くす。 これはラプラスの干渉によって、本来独立して存在していた世界同士が混ざり合い、因果が絡み合った結果だ。 よりによって狭間の前に再びレナが現れた事は、奇跡と言う他ない。 敢えてこの奇跡に理由を付けるなら、あのバトルロワイアルで蒼嶋がレナを庇って死んだ為か。 あの自己犠牲が、こうして狭間の居た世界に影響したのかも知れない。 ……分かっている。 どう理屈をこねたところで、『彼女』は『竜宮レナ』ではない。 あの世界のあの時代、あの雛見沢、あの仲間達、そしてバトルロワイアルでの経験、全てがあっての『竜宮レナ』だった。 狭間を魔人皇に――そして人間にしたレナは死に、もう決して戻らない。 狭間達の記憶の中にだけ息づいている。 目の前にいるのは偶然姿が良く似た、名前が同じ別人だ。 それでも―― 「……レイコ、それにレナ」 声を絞り出す。 涙を堪え、声が震えないよう抑え、話し掛ける。 この出会いが、この偶然が、この奇跡が、嬉しかったから。 「僕の話を、聞いてくれないか。 取り返しのつかない事をしたと、分かっている。 全部が元には戻らないし、一生を懸けても償えるとは思っていない。 でも、今は……君達と話がしたいんだ」 全てを知って欲しかった。 縋る為ではなく、共に堕ちる為でもなく、これから並んで歩いていく為に。 二人の女性は微笑み、頷いた。 狭間の声に耳を傾けている。 いつかに蒼嶋が言ったように、狭間の声は確かに他者へと届いていた。 「……ありがとう」 魔神皇になった理由。 魔人皇になった理由。 人間になった理由。 死せる者達の。 DEAD ENDの。 因果応報の。 寄り添い生きる獣達の、物語。 海にも陸にも負けはしない、一点の白すらないこの紺碧の空。 狭間偉出夫は『明日』に向けて、第二の生を歩み始める。 ▽ ――行ってきます。 最後の会話で、そう告げた。 狭間達との一時の別れとは違う、永別。 「さよなら」とは、どうしても言えなかった。 しかし、それが最後になると分かっていた。 分かっていて、「さよなら」から逃げた。 それなら、あの言葉は。 「さよなら」と何も変わらない。 あの時に限った話ではない――別れが多すぎた。 再会は少なく、離別ばかりが積み重なって―― 深夜だった。 街は静かで、通りには誰もいない。 「世界の改変」と聞いて不安になっていたのだが、柊家は柊家のままそこにあった。 帰りたかった家が、目の前にある。 沢山悩んで、生きると決めた。 帰りたいと思った。 だが北岡達がいなくなった今、つかさは心細さで再び揺らいでしまう。 扉の向こうまで同じとは限らない。 同じ名前の別の家族が住んでいるかも知れない。 あり得ないとは言い切れない、そんな不安があった。 そしてつかさの知るままの家族がそこに居たとして、今のつかさを受け入れてくれるのかと。 或いは受け入れられてしまって良いのかと――ぐらり、ぐらりと、自分の中にある芯が揺れるのを感じる。 玄関の戸に手を掛けようとして躊躇う。 自分の手が赤く赤く汚れて見えて、綺麗なものに触るのが怖かった。 腕と首に残った痣が疼いて、扉がとても遠くに見えた。 一緒に帰って来れなかった妹、友達や後輩、新たに知り合った人々を思うと、近付けない。 開けられない。 自分一人が帰ってきてしまった。 手を汚して。 大勢の人に迷惑を掛けて、優しさに助けられて、ここにいる。 だから。 つかさは手にしていたデイパックを抱き締める。 かがみの衣類、こなたの水着、ジェレミアの仮面、アイゼルのレシピ。 持ち帰ってきた『記憶』。 自分は一人ではないのだと、もう一度思い出す。 「……返さなきゃ」 死んでいった人達には、何も返せない。 殺した人達にも、何も返せない。 だからせめて、自分に出来る事を。 あの場で起きた事を、自分のした事を、言われた事を、忘れない。 受け取った優しさを、自分の周りにいる人達に伝えていく。 時が流れれば、記憶を美化してしまうかも知れない。 風化してしまうかも知れない。 けれど優しくされた時の気持ちだけは、きっと残り続ける。 それを周りの人へ渡していく、広げていく、繋げていく。 腕と首に残った痣と一緒に――ずっと、覚えている。 春の陽気。 夏の暑さ。 秋の風。 冬の雪。 幾つ季節が巡っても、この気持ちだけは変わらない。 そして、立派なレディになる。 調理師になる。 北岡の助手になる。 錬金術士を目指してもいい。 後悔を、罪悪感を、自己嫌悪を、何もかも乗り越えていける願いと夢で胸を満たす。 大切な人達の願いを無碍にしない為に、もう二度と自分を嫌わない。 意を決して戸を引くと、開いて光が漏れ出した。 深夜なのに鍵が掛かっていない。 つかさとかがみが行方を眩ませたから――二人がいつ帰って来ても良いように、開けたままにしてくれているのだ。 心配しながら帰りを待っている家族の事を思い浮かべると、目に涙が浮く。 あんなにも重そうに見えた扉は、ほんの少し力を入れただけですんなりと開け放たれた。 扉を開けて最初に目に入ったのは、目蓋を泣き腫らした母。 それに父、二人の姉。 この時間まで帰りを待っていてくれた家族。 世界が変わってしまっても、変わらずに残っていてくれたもの。 自分を無条件に愛してくれる人達。 安心したつかさはその場に座り込んでしまった。 泣くまいと思っていたのに、大粒の涙が玄関を濡らす。 抱き締めてくれた家族の温かさが後ろめたく、そしてそれ以上に嬉しかった。 言いたい事が沢山あった。 話したい事が幾らでもあった。 それでも、最初の一言は決めていた。 「ありがとう。ただいま」 【北岡秀一@仮面ライダー龍騎 生還】 【上田次郎@TRICK 生還】 【狭間偉出夫@真・女神転生if... 生還】 【柊つかさ@らき☆すた 生還】 この物語の結末に幸いあれ。 多ジャンルバトルロワイアル 完結 時系列順で読む Back 終幕――見えない未来 Next IF 投下順で読む Back 終幕――見えない未来 Next IF 176 終幕――見えない未来 柊つかさ 179 新世界交響曲 狭間偉出夫 北岡秀一 178 蒼穹 上田次郎 177 IF
https://w.atwiki.jp/fullgenre/pages/86.html
[名前]北条沙都子 [出展]ひぐらしのなく頃に [声優]かないみか [性別]女 [年齢]小学生 [一人称]私(わたくし) [二人称]呼び捨て、○○さん [三人称]あの人、あいつ 祟殺し編のヒロインであり、アニメ第二期厄醒し編の主人公。 6月24日生まれで圭一の下級生。相手の動きを予測して巧みにトラップを仕掛けるというとんでもない趣味を持ち、「トラップマスター」の二つ名で呼ばれる。 その種類はイタズラから本格的なものまで様々で、到る所にトラップの散りばめられた裏山は彼女のテリトリーとなっている。 髪の色は金色であるが他のキャラ同様アニメ的な配色の結果であり、金髪というわけではない。ショートカットでカチューシャをつけている。 ちなみに嫌いな野菜はカボチャを始めとしてかなり多い。だが身体的発育は同年代と比べてもかなり進んでいる模様。 部活でのゲームスタイルは、言うまでも無くトラップを用いる戦いを得意としている。どのような状況でもトラップを使用でき、綿流し編では神経衰弱のカードを入れ替えるという荒業をこなした。 またトラップ設置の際は「相手の心理を読み取り、そこからとる行動を予測する」という手順が必要なため、それを生かす事で相手の行動を予測、裏をかいて欺くなどの戦術立案も得意としている。 いつも強がっているが、両親の不仲による確執、ダム賛同派の子供という村八分、両親死後に引き取られた叔父夫婦からの虐待、そして兄・悟史が突然の失踪など、本編中でも一二を争う不幸の運命を背負ってきた薄幸の少女と呼ぶべき存在。 兄が失踪した原因は自分が兄に甘えすぎた事にあると深く反省しており、自らが強くなるために努力をしている。 悟史に頭を撫でられる事を嬉しく思っているが、精神的に不安定な状態では叔父・鉄平に散々殴られた事によるトラウマの対象になっている。 実の親の結婚と離婚を繰り返しのストレスによって雛見沢症候群に罹り、L5の末期感染者となる。 沙都子のL5の症状は即錯乱状態になるタイプではなく、表面上はいつも通りに見える。しかしおぞましいほどの狂気を内面奥深くに隠しており、ちょっとしたきっかけで目を覚まし凶行に走る。 本編においては大分落ち着いてきているが、毎日薬(注射2本)を投与しないと発症してしまう。 なお彼女は自分が感染者であることを知らず、週に一度の検診も「生活費の援助を引き換えにした栄養剤実験の協力である」と古手梨花に言われており、自分の治療のためだということは知らない。 [能力] 趣味であるトラップの設置、使用する事の腕前に関しては子どもの仕業とは到底思えないようなレベルに到達している。 原作最終章「祭囃し編」、PS2版最終章「澪尽し編」においては黒幕である鷹野と小此木率いる山狗部隊を相手にした。その際裏山のトラップを生かした篭城戦を部活メンバーのみで行い、その結果文字通り「完膚なきまでに」叩き潰している。 このことから山狗のような「プロの部隊」さえも相手にできるシロモノという事が覗える。 「祭囃し編」では山狗駆逐後に裏山を現場検証した番犬部隊(自衛隊の特殊部隊)からもトラップが絶賛されており、部隊へのトラップの教授、そして部隊が年末に行う富士の樹海での実地訓練に使用するトラップの設置を依頼される場面も見られる。 運動神経が大変良く、兄の悟史がやっていた野球は大得意。 家事はどちらかといえば苦手で、特に料理の腕はブロッコリーとカリフラワーの区別が付かないほど。 [性格] 「〜ですわ」などといったお嬢様口調で話すがその口調には間違いが多く、喋っている本人は上品なつもりでも周囲には挑発的に聞こえる。 その口調や特技のせいで一見無茶苦茶な性格に見えるが、実際は仲間内で一番の常識人。 生意気盛りでことあるごとに圭一に対抗意識を燃やしてちょっかいを出すが、まだ幼いため逆に魅音や圭一にからかわれて泣いてしまうことも。 しかし負けず嫌いな上に懲りないので、決してめげることはない。圭一にツンデレであると分類され、ストーリーの落差が激しい本作を象徴するヒロインとして「ミスひぐらし」の称号を与えられる。 なお独特の口調やトラップを仕掛ける趣味は、誰かに構ってもらいたい気持ちと自立しようとする心の表れである。 以下、多ジャンルバトルロワイアルにおけるネタバレを含む +開示する 北条沙都子の本ロワにおける動向 初登場話 002 青虎、闇夜にて、英雄を論ず 登場話数 3 スタンス 対主催 死亡話 065 目を開けながら見たい夢がある キャラとの関係 キャラ名 状態 呼び方 二人称 関係・認識 初遭遇話 北条悟史 家族 にーにー にーにー 失踪した兄 未遭遇 前原圭一 仲間 圭一さん あなた 部活メンバー 未遭遇 竜宮レナ 仲間 レナさん 部活メンバー 未遭遇 園崎魅音 仲間 魅音さん 部活メンバー 未遭遇 東條悟 仲間 東條さん あなた 殺害される 002 青虎、闇夜にて、英雄を論ず 上田次郎 友好 上田さん あなた 050 男なら、ベストを尽くして強くなれ 由詑かなみ 友好 かなみさん 友達 050 男なら、ベストを尽くして強くなれ ミハエル・ギャレット 友好 ミハエルさん 圭一と似た声の人物 065 目を開けながら見たい夢がある 踏破地域 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 A ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ B ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ C ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ D ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ E ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ F ■ ■ ■ ■ □ ■ ■ ■ ■ ■ G ■ ■ ■ □ □ ■ ■ ■ ■ ■ H ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ I ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ J ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ G―4森→G-5森→F-5公園
https://w.atwiki.jp/tarowa/pages/421.html
これは僕の遺書だ。 誰がいつこれを読んでいるのかは分からないけど、『目的』を期待してこのページを開いたのだとしたら残念だったね。 管理者にしか見えない設定にしていたけど、初めからこのページは白紙だ。 僕が気紛れに作っておいただけのページで、こうして活用しているのもただの思いつきだよ。 君は、バトルロワイアルの最中にこれを読んでいるのかな。 だとしたら随分暇なんだね……僕としては嬉しいことだけど。 もし優勝者が決まれば、きっとこの文面は自在法によって改変されてしまうからね。 或いはこのページ自体もなかったことにされてしまうかも知れない。 全てが終わる前に、参加者の誰かに読んでもらえているよう願うよ。 もう少しで第五回放送の時間だ。 進行は僕が思っていた以上に速い。 この期に及んで高みの見物をしていられるほど、僕はアルターやキングストーンを軽視していない。 全てを見届けるまでに殺されたくはないけど、残念ながら僕自身の力は微々たるものだ。 参加者と直接接触して戦いになれば、恐らく生き残れないだろう。 だから掃除をしておいた。 このバトルロワイアルの音声・映像データの収集と整理を手伝っていた彼らには死んでもらった。 残りのデータ収集はパソコンに任せておける段階に入って、彼らはもう役目を終えたからね。 そんな彼らに余計な手出しをされるわけにはいかないよ。 鷹野や薔薇水晶、それにライのような『選択』をしてくれればいいけど、彼らは少し知り過ぎていた。 特にバトレーは、C.C.やジェレミアが死んで随分憔悴していたようだし。 バトルロワイアルを台無しにしてしまうかも知れない要素として、排除することにした。 君は僕を嫌悪しているかい? でも、信じて貰えないかも知れないけど、僕自身は君たちのことが嫌いじゃなかったよ。 だからこそ僕は君たちの選択の先にあるものを見たかったんだ。 見たかった……それに例え見られなかったとしても、君たちのことをできる限り長く見ていたいと思っている。 だから、これを読んでいる君。 もし僕が死んでしまったら、どうか代わりにこの戦いを見届けておくれ。 最後の瞬間に立ち会って、六十五人の参加者の全ての選択の結果を記憶して欲しい。 無理にとは言わないよ。 そもそもどうしても誰かにこれを伝えたいなら、僕だってもっと確実な方法を取ってる。 別に誰にも読んでもらえないならそれでいいんだ。 君だって死んでしまうかも知れないんだから。 或いは優勝して、他の六十四人の存在を忘れてしまうかも知れないんだから。 それでも……僕は、これが無駄だとは思わない。 僕やラプラスが見る為に開いた殺し合いが、僕やラプラスに見えないところで終わったとしても、きっと無駄ではない。 だから誰かに見届けてもらいたい、きっと意味があるはずだから。 バトルロワイアルが始まった頃の僕はそう考えていなかったけど、少なくとも今の僕はそう思っているんだ。 僕も少しだけ、君たちに感化されてしまったのかも知れない。 君の、君たちの幸運を祈っているよ……僕なりにね。